伊勢神宮に初めて行ってみたらこんなとこだった【参拝編】
こんにちは。もきんです( ´∈´ )
先日の全力疾走以来、まだ筋肉痛がきていません。
筋肉痛、絶賛遅延中。
前回の【道中編】の続きです。
(写真やや多めです。ご了承ください。)
時刻は朝6時。出発から約8時間、ついに僕たちは伊勢神宮に到着しました。
伊勢神宮は、外宮と内宮と呼ばれる二つの社があり、伊勢神宮への参拝、いわゆる「お伊勢参り」とは、まず外宮から回り、その後内宮を回るのが古くからの習わしなのだそう。
下調べくらいしとけよと自分でも思うが、直前とはいえ、正しい参拝方法が確認で来たのでよしとしましょう。
伊勢神宮外宮
そこには、神聖な雰囲気をこれでもかとばかりに詰め込んだ光景がありました。
蒼々と茂る木々の隙間から日光が差し込む光景は神々しさに溢れています。
鳥居の前に静かに佇む手水舎も、鏡のような水面で僕らを迎えてくれているようです。その光景だけで、日々の生活の中で澱み散らかった心の中がみるみる浄化されていくような気分。
僕たちは正宮を目指し、砂利道を進んでいきました。
数時間前の車中泊でギシギシと痛む体が、心なしか軽くなったような気さえする。まだ人もまばらな正宮。心穏やかな気持ちで参拝をすることができました。
外宮でこの満足感。内宮にはどんな感動が待っているのでしょうか。
伊勢神宮内宮
内宮まで車を走らせること約10分、迎えてくれたのは、観光雑誌などでよく見る大鳥居と橋でした。
美しい。内宮の入り口に架かる橋は宇治橋というそうです。橋の下をさらさらと流れる川は五十鈴川というそう。
空は雲ひとつない快晴。
僕らの参拝を、天照大御神様も歓迎してくれたということでしょうか。
反則的なくらい何もかもが美しい光景でした。伊勢神宮恐るべし。
終始感動しっぱなしでしたが、僕たちはお伊勢参りを無事に済ませることができました。
とても晴れ晴れとした気分!先日までのゴミのような心境からうって変わって、いまでは大げさでなく、目に映るものみな美しく見えるようです。
宇治橋を渡り、大鳥居に一礼して、僕たちは駐車場に戻りました。
駐車場はすでに満車。向かい車線の道路は駐車場が空くのを待つ車でごった返しています。
僕たちは伊勢神宮のもつ魅力に改めて感心するとともに、すでに参拝を終えたという若干の優越感と、なかなかの疲労感を感じながら、伊勢神宮を後にしたのです。
〜エピローグ〜
唐突な思いつきで始まったこの旅行ですが、正直帰り道はあまり覚えていません。記憶に頭を使う余裕もないくらい体が疲れていたためでしょうか。
まあ、現状、特に日常に支障なく生きていられるということは、特に何事もなく帰ってこられたということでしょう。神様感謝です。
ただ、あの抜けるような青空、ため息の出るような美しい光景、透き通った空気を胸いっぱいに吸い込む感覚、それら1つ1つは今も鮮明に覚えています。
今回の旅は、どうやらNもいたく感動したらしく、以来ちょこちょこ深夜出発の旅行(ミッドナイト逃避行と名付けます)に付き合ってくれています。
僕「N〜、〇〇行こう。明日の夜から。」
N「OK!」
だいたいいつもこのやり取りで出掛けることが決まる。二人ともどんだけ暇なのかと思いますが、僕は本当に素晴らしい友人を持ったと思っています。
ありがとう、N(5度目)。
次はどんな旅を計画しようか!
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(おまけ)
さて、神々しい空気を全身に受けてお腹いっぱいになったものの、物理的にはやはりお腹は減ります。
そして忘れてはなりません。僕らは帰りも同じ道程を辿り、大阪まで帰るのだということを。僕らがすべきことはただひとつ。
体力の回復。
僕らは車に戻る足を切り替え、五十鈴川に沿って続く参道「おはらい町」へ足を運ぶこととしました。
早い時間のためか、おはらい町もまだ人はまばらで、ゆっくりその風情を楽しむことができました。
さまざまなお土産屋や食事処が連なる参道ですが、看板が非常に個性的なお店や、景観を損ねぬよう、日本家屋の外観をしたコンビニ・銀行など、視覚的にも楽しむことができました。
僕らが足を運んだのは、かの有名な赤福本店。朝の8時をまわった頃でしたが、すでに店内には僕らと同様、参拝を済ませて来たであろうお客さんたちで賑わっています。
店員さんに話を聞くと、どうやら5時ごろから開店しているらしいです。
先ほどの参拝のおかげで、僕らの精神は綺麗に洗われたものの、肉体的にはかなり疲れていました。肉体的疲労というものは、やはり食や休息をもってしないと回復できないもののようです。
赤福餅を2人前注文し、僕たちは店内奥の畳の座敷に座り込みました。
座敷のすぐ脇には土間と縁側があり、縁側からは静かに流れる五十鈴川が一望できる。
参拝を終えた達成感と相まって、夢見心地ないい気分。油断したら本当に夢に落ちてしまいかねない。僕たちは目をしぱしぱさせながら、寝まいと必死に赤福餅が来るのを待ちました。
到着した赤福餅。
美味い。とんでもなく美味い。
いままでこれほど美味しさを感じながら赤福餅を食べたことがあったでしょうか。
このお店は、僕らが生まれるずっと昔から、命かながら伊勢に辿り着いた人たちにこの味を届け続けてきたのでしょう。
そして、彼らもまた、僕らと同じようにこの赤福餅に感動し、癒され、同じ道を再び帰る勇気をもらっていたのでしょう。
赤福餅を今日まで作り続けてきてくださったみなさま、本当にありがとう。
この味を心に深く刻み込み、僕たちは帰ることにします。
...なんだかよくわからないテンションになってしまいましたが、とにかく、疲れた体にはたまらない一品でした。伊勢神宮にお越しの際は、ぜひ足を運んでみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
(【計画編】はこちら↓)