ふぉとりっぷ 〜カメラ好き男の冒険記録〜

関西在住のサラリーマンが、カメラと共に全国各地を飛び回った記録を発信するブログです。

【関西ぶらり】レンズフィルターを使って星空を激写する(超初心者編)

こんにちは。もきんです( ´∈´ )

 

先週の冬至の夜、奈良の山奥に行って星空を激写してきました。

 

冬は有名な星座や一等星が多いことと、上空の空気が澄んでいることから星を見るにはうってつけのシーズンです。

 

しかし、星を綺麗に見るにはいくつかの条件をクリアしていることが大切です。
僕が思う、最低限クリアしておくべきことは以下の3つ。

 

  1. 天気

    これは一番大事。曇り空なんて問題外ですが、できれば層状のうすーい雲もないような快晴の日を選ぶのがベストです。少なくとも、自分のカメラの画角に雲が入らないくらいの晴れ間は確保しておきたいところです。

     


  2. これも大事。月の光は非常に強い光のため、星の光にとってみれば実は天敵です。満月の日は月見にはうってつけですが、星を見るなら避けましょう。望ましいのは新月の日か、月が沈むのが早い、月齢が若いタイミングを見計らっていくのがいいでしょう。

     

  3. 周囲の光

    これも言わずもがなですね。街中でないことはもちろんですが、望ましいのは、灯りをつけないと自分の手元も何も見えないくらいの暗さであるのがベストです。そこまで暗いところまで行くことができれば、星空のクオリティは格段に上がります。

     

さて、先日の冬至はというと、
 曜日:金曜日→土曜日の夜
 天気:快晴
 月齢:三日月
 月の入り:20:00

 

最高やん。
ここを逃したら、次にいい条件に当たるのはいつになるでしょうか。
こうしてはいられない!思い立ったら即出発です。

 

そんなわけで行ってきました。

 

行ったのは、奈良県山添村にある「フォレストパーク神野山」
関西でも有数の星が綺麗に見えるスポットであり、条件が良い日には多くの星空愛好家たちが集います。
車以外のアクセスはありませんが、大阪から約1時間半くらいと比較的近いため、オススメのスポットです。

  

f:id:mokinchan1027:20171229020333j:plain

F1.8,8s,24mm,ISO 5000

時刻は夜の0時。まずは1枚。

とんでもない量の星を移すことができました!肉眼でも十分きれいに見られる夜空ですが、カメラを通すとこんなにもたくさんの星を見ることができます。

 

さて、季節は冬。冬の代表的な星座であるオリオン座を探してみましょう。

 

f:id:mokinchan1027:20171229020359j:plain

F1.8,10s,24mm,ISO 3200

あった!

横並びの三つ星を中心に、砂時計のような形をした星座です。右下に見える1等星「リゲル」、左上に見える1等星「ベテルギウス」、さらに左には、こいぬ座の1等星「シリウス」を見つけることができます。

 

ここから、ちょっとカメラを使って遊んでみましょう。

 

前回記事の「OSAKA光のルネサンス2017」を激写しに行った時と同様に、レンズ用フィルターを使用します。

mokinchansan.hatenadiary.com

 

まずは、先日初めて導入した、PLフィルター(偏光フィルター)を試してみます。 

f:id:mokinchan1027:20171229020423j:plain

F1.8,10s,24mm,ISO 3200


…全体的に暗くなっただけ?オリオン座はわかりやすくなりましたが、これは正しい使い方なのだろうか?

いきなり星空の撮影に使用したのは失敗でした。。正直、暗くなったくらいしか違いが判らない。勉強して出直すこととします。。

 

とはいえ、オリオン座が見やすくなったので、このままでほかのレンズフィルターを試してみましょう。

 

クロスフィルターを使用。 

f:id:mokinchan1027:20171229020448j:plain

F1.8,10s,24mm,ISO 3200

大きい星ほど十字がきれいに見られます。オリオン座は周囲の星と比べても、2等星以上の星が多いことから、クロスが入ることで存在感が増しました。

 

ソフトフィルターを使用。 

f:id:mokinchan1027:20171229020539j:plain

F1.8,10s,24mm,ISO 3200

クロスフィルターよりもさらにオリオン座がはっきりとわかるようになりました。こうしてみると、ベテルギウスが赤い恒星であることがわかります。あえて「ぼんやり」と写真を写すソフトフィルターですが、星空を撮影すると、星の光と周囲の闇とのメリハリが効いた写真が撮れることがわかりました。

 

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f:id:mokinchan1027:20171229020448j:plain
f:id:mokinchan1027:20171229020539j:plain
同じカメラの設定で、フィルターを変えた写真を並べてみる

 

さて、一通り遊んでみましたが、そろそろ限界が近づいてきました。

何が限界って、、寒い。

 

気温は-2度。ある程度覚悟はしてきましたが、想像以上です。心が折れてきた。。

 

最後に、カメラが持っている機能「スタートレイル」を使ってみました。

この機能は、一定間隔で撮影した写真をつなぎ合わせ、1本の映像を作り出す機能です。星空を撮影する場合、光の軌道が描かれていく様子を、映像として作ることができます。

 

先ほどのオリオン座の動きをとらえ、5秒ほどの映像にしてみたのですが、はてなブログは動画のアップロードができないようで、ここでの紹介はできないようでした。。

次回は「ライトトレイル」で、静止画として星の軌道を描いた写真を撮ることにチャレンジしてみたいと思います。

 

いかがでしたでしょうか。

勉強不足だった点、想像以上の寒さに心が折れた点を除けば、最高のコンディションでの撮影をすることができました。

 

カメラを購入して丸3年。様々な場面で写真を撮り、自分の知識の浅さを痛感してきました。同時に、今ではもっと知識を深めたい、今の自分では想像もできないような綺麗な写真を収めてみたい。もともとなんとなく始めたカメラですが、今ではそんな気持ちでいっぱいです。

 

2018年は勉強の年にしよう。次はどんな写真を撮りに出かけようか!

 

<アクセス>

フォレストパーク神野山(第二駐車場)

奈良県山辺山添村大字伏拝888-1

Google マップ

fpkonoyama.blogspot.jp

 

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