手持ちで撮影するときの限界シャッタースピードは?(αアカデミーに行ってきた)
こんにちは。もきんです( ´∈´ )
最近、5年ぶりくらいでインフルエンザを発症し、5日間ほど寝込んでおりました。あんなにきつかったんですね。だいぶ前の記憶だったので忘れていました、、
みなさまもお気をつけください!
さて、更新がさっそく遅れてしまい痛恨なのですが、、先日、前回のブログで宣言していた「αアカデミー」のコースを1つ受講してきました。
場所は大阪駅から徒歩で5分ほど行ったところにある「ハービスENT 大阪」。
4階にsonyのオフィシャルストアがあります。
ここには、カメラはもちろん、スマートフォン(Xperia)やホームシアター、最近ではAIBOも店頭に並んでおり、隠れsonyファンの僕としては、これまで知らなかったのが恥ずかしくなるような楽しい空間となっていました。
今回受講する講義は、このソニーストア奥にある講習室で行われます。
今回僕は、αシリーズに限らずカメラ全般の基礎知識を習得するコースに参加してきました。
今日はその中で学んだことのうち、個人的に目からウロコ!となった
「カメラの手ブレを防ぐための限界シャッタースピード」について紹介します。
手ブレとは?
手ブレとは、カメラを手で持った状態で写真を撮る際、シャッターを開いている間に手などが動くことでカメラが動いてしまい、発生してしまうブレのことです。
撮影モードにもよりますが、ケータイのカメラを含め、カメラは被写体の露出が適切になるように、F値、シャッタースピード(SS)(+αでISO感度)の2つのパラメータを自動的に調整する機能があります。
(ベテランになると、カメラの自動調整以外にマニュアルでそれらのパラメータを調整して撮影することがあります。)
2つのパラメータの関係性はこんな感じ(わかりやすかったので、アカデミーのテキストより一部拝借しました)。
この中のSSとは、シャッターを開いて光を取り込む時間を調整することで、写真を明るくしたり、動きを持たせた写真にするためのパラメータなのですが、同時に手ブレの直接的な要因にもなります。つまり、SSが遅くなりすぎることで、手や全身のブレがカメラに伝わり、被写体がブレて写りやすくなってしまうのです。
ブレてないと思って撮った写真のはずが、拡大してよーく見ると少しブレてる、、そんな体験をした方は少なくないと思います。とはいえ、ファインダーやデジカメのモニターを覗いたところで、ブレが生じるかどうかなんてわかりませんよね。
そこで、そんな手ブレを未然に防ぐために、手ブレするSSを定量的に定める方法があります。それには、使用しているレンズの焦点距離に注目します。
カメラを持った状態で撮影をする場合、手ブレが発生するSSは、
SS=1/レンズの焦点距離(mm)(sec)
(フルサイズカメラの場合)
にという式よって決まります。例えば、焦点距離50mmの場合、手ブレしないギリギリのSSは1/50となるわけです。
この法則は、下記例外の場合を除き、人間が手にもって使用する限り90%以上の確率で成り立つ法則と言われています。
例外は以下のパターン
①フルサイズ以外のカメラを使用している
②レンズにブレ補正機能が付いている
③カメラにブレ補正機能が付いている
①フルサイズ以外のカメラを使用している
使用しているカメラのセンサーサイズによって、上記の計算が少し変わります。たとえば、僕の使用しているカメラ(SONY α6000)の場合、aps-cというサイズのセンサーになるので、計算は以下のようになります。
SS=1/(レンズの焦点距離(mm)×1.5)(sec)
(aps-cサイズカメラの場合)
以下に、SSを変えて撮影した写真を示します。
この写真は、焦点距離24mmの単焦点レンズ(ブレ補正なし)を使用して撮影しています。焦点距離24の1.5倍は36になりますので、近しい数値である SS1/40 と SS1/20 で比較を行いました。
タイトル「HEYABOSHI」
一見どちらもブレていないように見えますが、拡大するとブレが見えてきます。
ここまで拡大すると一目瞭然ですね。
②レンズにブレ補正機能が付いている
使用するレンズによっては、手ブレ補正機能が搭載されています。レンズに「OSS」という印字がされているのが目印です。
これがある場合、上記の式によらず、もう少しSSを伸ばすことができます。
(どこまで伸ばせるかは、自分なりに探してみることが一番いいかと思います。)
③カメラにブレ補正機能が付いている
これも同様に、カメラによっては手ブレ補正が含まれているものがあります。僕が使用するα6×××シリーズの場合、α6500というモデルから、その機能(5軸ボディ内手ブレ補正)が搭載されています。
いかがでしたでしょうか?
僕のような素人の場合、露出をコントロールする方法はわかっても、どのくらいまで各パラメーターを攻めることができるか(とくにSSとISO感度)がわからないということがあると思います。
きれいに撮れたと思った写真が実はブレてた、、なんてことを未然に防ぐべく、覚えておくと良い指標かと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!